一等地にある新築の分譲マンションは魅力的ですが、価格が高いため購入を躊躇してしまうことがあります。中古マンションは比較的価格が安いものの、建物の古さや耐震性などに不安を感じている人たちも少なくないです。首都圏における一般的な分譲マンションの価格は6,000万円ほどとされていますが、中古マンションならば3,000万円ほどです。中古物件の平均的な価格は新築物件の半分程度が相場で、購入後にリフォームするケースも多く見られます。リフォームに必要な費用は工事内容によって異なり、100万円以下?1,000万円超までさまざまです。
マンションの一般的なリフォーム費用の平均は720万円ほどとされています。平均的な費用を考慮すると、新築マンションよりも中古マンションの方がお得な買い物であることが分かりました。新築物件はさまざまな税制上の控除が受けられますが、中古物件でも利用可能な税の優遇措置が存在します。例えば、一定の要件を満たして住宅ローン控除を利用すれば、税金を安くすることができます。新築物件より要件は多少厳しいものの、中古物件でも控除を受けることは可能です。
不動産取得税は土地や住宅などを取得した場合に都道府県に納付します。一定の要件を満たせば、不動産取得税の軽減措置を受けることが可能です。また、中古マンションには税制上の優遇措置の他に、立地がよい物件を探しやすいというメリットもあります。マンションは基本的に立地がよい場所から順番に建設されるため、新築物件よりも中古物件の方が立地が優れているケースが多いです。
中古マンションは新築の分譲マンションよりも供給数が多く、流通量が多いため選択肢が増えるというメリットも存在します。居住したい地域が決まっている場合には、流通量の多い中古マンションを選べば、立地の優れた物件が見つかりやすいです。中古マンションは立地が優れていることが多いだけでなく、資産価値が下がりにくいという特徴も存在します。一般的に新築マンションは1年で価値が下がり、10年後には70%?80%ほどに価値が下がるのです。年月が経過することによる価値の下落を考慮すると、中古物件の方が新築物件よりもコストパフォーマンスが優れていると考えることができます。
中古マンションは新築の分譲マンションと比べて、価格が安く立地が優れているのが一般的です。建物の古さや耐震性などに不安を感じる人たちもいますが、リフォームをすれば問題ありません。リフォーム費用を含めても、新築物件を購入するより費用を安く抑えることができます。このように、立地の優れた物件を安く手に入れたいのであれば、中古マンションを選ぶとよいでしょう。